キャディさんへのクレームや意外と少ないクレームも紹介します

キャディのこぼれ話

今回は、ゴルファー目線でのキャディさんへのクレームについて、紹介し

ていきます。

ゴルファーさん向けとなっていますので、キャディさんからの反論は沢山あると思いますが、ご了承ください。

キャディさん目線でのクレームに対する仕事の工夫については、こちらをご覧下さい

キャディさんの言いたいこと ゴルファーさんへの愚痴集めます

私が6年間キャディとして聞いたクレームや、実際に受けたクレームも紹介します。

キャディ時代に実際に聞いた頻度の高いキャディさんへのクレームの例

ゴルファーの方のキャディさんへ求める物は、大きく3つあります。

技術的な面、コミュニケーション的な面、サポートです。

関連➡キャディさんに望むこと

[技術的な面で頻度の高かったクレーム]

コースを把握していない、距離読みが間違っている

技術的な面で求めるレベルは、人によって異なりますが

キャディさんのアドバイスで作戦変更して、OBを打ってしまった場合など、悔しいですよね。

OBの可能性があるのに、暫定球を打つように言われなかったり、教わった距離が明らかに間違っていた場合は、キャディさんを疑ってしまう気持ちもわかります。

キャディさんの中には、少し距離を大きめに言うことが習慣になっているキャディさんも居ます。

距離を聞くお客様に限って、「もっと距離あったじゃん!」

と文句を言われることが圧倒的に多いので、そんな事が起きてしまいます。

「もっと距離短かったんじゃない?」と言われることはほとんどないのが面白い所です。

キャディさんに教わった距離が、あれ?と思ったら、自分でも距離を測ってみましょう。

サポート面で頻度の高かったクレーム

ボールを見てくれない、ボールを拭いてくれない、クラブを持ってきてくれない

自分の打ったボールを見失ってしまった時に、キャディさんが見つけてくれると嬉しいですよね。

キャディさん=目が良い

と思っているお客さんも多いですよね。キャディさんは、目が良い方も多いですが経験で、見ていることも多いです。

沢山のゴルファーの打球を見てきているので

「この飛距離でこの方向なら大体この辺にボールが行く」

と経験からくる予測でボールを追えるので、お客さんであるゴルファーよりもボールを見つけやすいのです。

これらのサポート面でのクレームについては、キャディさんの技量の問題の場合と、状況によって他のお客様に対応している場合があります。

キャディさんが暇そうにしているのにサポートがもらえないと残念な気持ちになりますよね。

意外なクレーム

OBの位置をイチイチ伝えてくる

OBの位置についても、行き慣れたゴルフ場や、見てわかる場所を言われると、頭にくることもあるかもしれません。

けれど、OBがあることを伝えずに、ゴルファーがOBを打ってしまうことを防ぐためにOBを伝えるキャディさんが多いようです。

キャディがうるさい

このクレームは1度しか聞いたことが無いので、驚きましたが私の所属していたキャディの会社の後輩を紹介します。

とにかく体育会系の恐れ知らずの女の子が、お客様との会話をすべて大声で話していたそうです。

私は教育者だったので、その状況を当の新人キャディさん本人に聞いてみると

とにかく緊張して、緊張をお客様に悟られないようにするために、

大きな声で元気よくを心がけたそうです。

(先輩キャディさんに「元気よくしていれば大丈夫!」と励まされたようです)

ほとんどのキャディさんは、最初の頃は声が出なくて困るので、レアケースですね。

「俺とデートしてくれない」というクレーム

キャディはキャバ嬢じゃない。デート誘われるようなゴルファーになって下さい。

意外と少ないクレーム

「ラインの読みが間違っている」

これは意外ですが、ライン読みを指摘してくるお客様は少ないです。

しかし、キャディは、ラインを聞かれて読み間違えると、非常に悔しい思いをして

後から、同じ場所でボールを転がしたり、先輩キャディさんに話を聞いて勉強します。
思っても黙っているゴルファーもいれば、あまりライン読みに重きを置いていないゴルファーの方が多いのかもしれません。

「運転が荒い」

私自身が教育者として、新人キャディさんの研修をしているとき運転の荒さについてかなり気になっていました。

クレームとしてあがってきたことも複数回ありました。

ブレーキが急なキャディさんだと、おじさんの腰は簡単にぶっ壊れてしまいますよね。

[コミュニケーション的な面のクレーム]

コミュニケーションのクレームは直接的には言うお客様は少ないですが

感じている方は多いと思います。

しかし報告しにくい問題の1つですし、コミュニケーションで不服に感じたゴルファーは

そのゴルフ場を避けたり、キャディ付きを避けてしまうという

最悪の可能性があります。
正直、キャディの仕事というのは技術的な実力が不足していてもコミュニケーションでカバーできます。
逆にコミュニケーションの不足をキャディの技術ではカバーできません。
そう考えると大切な面です。

サイレントクレームが1番怖い

クレームを振り返ってみていかがだったでしょうか。

文句ばかりでダメキャディさんばかりなイメージになってしまったかもしれませんが、

そんなことはありません。

1日のうち、ほとんどの組はクレーム無く、楽しくラウンドを終えて帰っています。

しかも、クレームの様に、お客様からの直接の声はゴルフ場やキャディさんにとって、改善の機会や気づきを与えて下さるので、貴重な経験です。

むしろ、不満はあったけれど、何も言わない方が1番怖いです。

2度とキャディを付けなかったり、ゴルフをしなくなることの方がよっぽど大きな問題です。

キャディさん側からもわからない場合は「⚪⚪の方が良いですか?」とか

声掛けがあると、意思疎通がうまくいく可能性が上がりますよね。

コミュニケーションを沢山取って、ゴルファーの望むことを感じ取れるキャディさんが、素晴らしいキャディさんかもしれません。

他にも、「こんなクレームもあったよ!」

という内容があれば教えて頂けたら幸いです。

コメント欄、お問い合わせ、Twitterでもコメントお待ちしております。

最後に絶対に絶対に知ってほしい事

キャディさんは、お客様に「1日のゴルフを楽しんで欲しい」

と思っています。 適切な行動や助言ができないキャディさんもいらっしゃるかもしれませんが

絶対に、「お客様を嫌な気分にさせたい」キャディさんは、1人も居ません!

断言します。そんな気持ちではキャディの仕事は続きません。

そして、ゴルフをしに来た方プレーヤーはもちろん、「楽しい1日にしたい」「良いゴルフをしたい」

と思っているはずです。

キャディさんもプレーヤーも少し頭に血が上った時は、その前提を必ず思い出して下さい。

本来はお互いがそれを思い出すだけで、大体の事は解決できると思っています。

キャディさんは毎朝、不安な気持ちでゴルフ場に向かっています。

キャディさんならば全員そうだと思いますが、

毎朝ゴルフ場に向かう車の中で「今日は良いお客さんだと良いなあ」

と思ってゴルフ場に向かっていますよね。

それくらい、傷付くことが多く、辛い事も多い仕事です。

サービスを受けるお客様と直接関わってサービスをするので、当然ですが、辛い事が沢山あるのは事実です。

しかし、それと同じかそれ以上にやりがいがあるから、皆キャディという仕事を続けています。

私も6年間もキャディの仕事が続けられたのは、

「(たぬき)さんが良い」とゴルフ場に行ってくださるお客様や

ラウンド後に「ありがとうね!楽しかったわ」

と言われる喜びが何よりもやりがいで、うれしく、キャディという仕事をしていました。

皆さんももし良いキャディさんにあたったらひとことお礼を言ってあげてください。

何よりの力になります。

☞キャディさんのクレームに対する努力の一覧記事

☞キャディさんがゴルファーを見る目

☞キャディさんに望むこと

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