この記事ではグリーンを狙う時の距離の読み方について紹介します。
最近は距離測定器も普及してきています。
しかし自分自身で読むことが出来れば、測定器で測った情報に必要な情報を足して距離を把握できます。
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この記事では、プロのツアーキャディや1000人以上のアマチュアゴルファーのキャディをさせていただいた経験から私の距離の読み方を紹介します。
私はキャディをしていた時に、可能な限り歩測をして「1yard単位」で伝えることを誇りにしていました。
周りのキャディさんは、「5yard単位」で伝えていたので、私はこだわりが強いのか、融通が利かない人間だなと思っていました。
お客様の中には「5yard単位でいいよ」と仰るゴルファーの方もいらっしゃったので、良し悪しはお客様次第です。
こだわりを持って距離読みをしてきたからこそ、伝えたい距離読みの方法を紹介します。
距離読みに使う要素は少なくとも5つ以上あります。
ゴルファーの皆さんはピンまでの距離を読むとき、どのように読んでいますか。
キャディをしていてアマチュアゴルファーの皆さんを見ていると100yや150yのヤード杭を目印にさっと読んで打っている方が多い印象です。
プロゴルファーや上級者の方が残り距離を読むときに参考にする項目を簡単に挙げます。
距離読みの項目:エッジまでの距離
ゴルフ場によってエッジまでの距離表示があるゴルフ場とグリーンセンターまでの表示があるゴルフ場があります。
まず、スタート前にカートに付属の説明書やハンドル部分の注意書きで確認し、センター表示なのかエッジ表示なのか把握しましょう。
それらで確認してもわからないときはキャディさんやコース関係者、スタート室の方に聞けば教えてくれます。
エッジからピンの距離で短めか大きめに狙うか
ピンの位置によってミスしてもいい距離を変えましょう。
エッジからピンまで距離があるピン奥の時は、無理せず、グリーンセンターまで届くクラブで、
逆にエッジからピンが近いときはオーバーしてもいいので、ミスしても大きめのクラブで
これをすることによって、ミスをしたときにグリーンに残ってる確率が上がり、スコアも改善されます。
ピンまで160yでも155yのクラブチョイスで良いし
ピンまで140yでも145yのクラブチョイスで良いときもあります。
(※ヤード表示がグリーンセンターのゴルフ場ではエッジ=センターに置き換えて考えてください)
距離読みの項目:高低差(打ち上げ打ち下ろし)
打ち上げ、打ち下ろしについては、細かい距離の計算は経験で身に付きますので
慣れるまでは見た目の感覚で良いですが、
「打ち下ろしは風の影響も曲がる幅も大きい」
ということは覚えておきましょう。
打ち下ろしの場合は、ボールの滞空時間が長いためです。
風の影響も多く受けるので、横風だけでなく、打ち下ろしのアゲインストは、
多めにアゲインストの風を読みましょう。
距離読みの項目:風
風は皆さんがご存知の通りで、アゲインストやフォローがあります。
アゲインストばっかりだ」と思うことがあるかもしれませんが、気のせいです( ´∀` )
「フォローに気づいていない」「フォローは意識しない」アマチュアの方が圧倒的に多いからです。
今回は横風について理解しましょう。
自分の持ち球と同じ向きの横風は距離が伸び、自分の持ち球と逆球の横風は距離が落ちます。
縦の計算に必ず入れて足し引きしましょう。
距離読みの項目:打つ場所の傾斜
ここを意識しているアマチュアは少ないように感じます。
アイアンの番手による距離の差は、ロフトの角度によって差が出ますよね。
つまり左足下がりのライでは、自動的にロフトが立つので、本来の番手の距離よりも実際に飛ぶ距離が伸びます。
(綺麗にインパクト出来たと仮定)
距離読みの項目:その他
ライやメンタル
ライによって、ナイスショットがほぼ出ないライもあります。 (深いラフや、目玉気味のフェアウェイバンカーなど)
番手通りの距離で物を考えるのではなく、ミスして出る確率の高い弾道や距離を予測してマネジメントしましょう。
メンタルでナイスショットが出ない時に「ナイスショット」を打つんだ!と思っても出ません。
刻みながらのゴルフや、いつもよりリスクを大幅に下げた攻め方でナイスショットは出ないなりのマネジメントをしましょう。
距離読みのまとめ
このように、縦の距離についてだけでも考えることは多いです。
慣れるまではすべてのショットで今あげた全要素を考えて、計算している時間はおそらく無いです。
しかし知っていることと知らないことの差は大きいですし、上達すればするほど、必要になっていきます。
マネジメントの要素が増えるとゴルフの奥深さが深まり、楽しくなります。
縦の距離をつかんで、パーオン率を上げて、バーディ量産の楽しいゴルフをしましょう。
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