コースマネジメント ツアーキャディ経験者が考えるマネジメント

ゴルフ上達方法

今回の記事では、キャディ目線でのコースマネジメントについて紹介します。

コースマネジメントと一概に言っても、沢山有ります。
林から横に出す1打もコースマネジメントの1つですし
ただ単に思いっきり振るということですら、コースマネジメントと言えます。
今回は、そんな中でもキャディ業務中に私が感じた「勿体無いな」と思うコースマネジメントをいくつか紹介しようと思います。

「そういう考え方もあるのね」 程度に読んでいただけたらうれしいです。

マネジメントについて考え方は人それぞれで、ゴルフは娯楽や趣味ですので、自分が楽しいと思う方法でゴルフがプレー出来れば問題無いです。

この記事が役に立ちそうな方

・コースマネジメントについて知りたい方

・練習場では「この人には負けない」と思ってもスコアで負けてしまう事がある方

・ゴルフのスコアを上達させたい方

グリーンを狙うショットについてのマネジメント

Per4やPer5でのグリーンを狙うショットについてです。
Per3のティショットでも同じことが言えます。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”cadyup.jpg” name=”キャディさん”] グリーンセンター狙いしているアマチュアさんってほとんど見かけません[/speech_bubble]

グリーンを狙うショットでは「ピンは狙うな」

たくさんの雑誌やネットでも言われていますが、沢山の媒体で言われているだけあってピンを狙わないことは大切な事です。

とにかく徹底してグリーンセンターを狙いましょう。

本当に皆さんにピンは狙うなと言いたいですが、これが出来るようになるには、ピンを決して狙わないという自制心とピンを狙わなかった事で成功した成功体験を得ることが必要なので、難しいです。

センターに打っても、ピンを狙っても、大切なのは次の一打のライです。

グリーンのピンを狙えばグリーンのセンターを狙うよりも、バーディ率が上がるでしょうか。

そんなに単純であれば、皆さんはショットの上達とともにすぐにアンダーパーになります。
上達中もスコアが出ないことがあるのがゴルフの難しいところですよね。

また、その日のアイアンの曲がる方向が一定なら、曲がる方向のピンのみ狙います。

自分がフック傾向なら右のピンは狙うが左端のピンはグリーンセンター狙いがいいでしょう。

縦距離の考え方。意図してピン奥狙いもアリ

手前のピン位置

今まではグリーンの左右の話ですが

縦距離の狙い方もセンターに落ちるようにしましょう。

手順としてはまず、ピンの位置がグリーンのどこか計算します。

必ずしも手前が安全ではありません。

フルショットの距離と合えば良いですが、大きいクラブか小さいクラブか迷ったときは以下のようにクラブを選択しましょう。

グリーンのセンターとピンの間にフルショットが来るようなクラブを選びます。

あなたは残り距離をいくつの要素で読みますか。

ヤード杭だけで読んで距離を読む情報が不足している方も多いです。

関連:グリーンを狙う時の距離の読み方、沢山の要素を紹介します。

 

グリーンを外す前提で考えよう

ショットを打つ前にグリーン外すならどこが良いか、どこが悪いか考えてますか?
バンカーに落とすと、例えプロゴルファーでもフェアウェイに外すより何倍もスコアを落とす確率が増えます。
OBが見えているなら、どこにピンがたっていようと逆サイドねらいで良いでしょう。
間違っても乗るし、成功しても良いところにあります。

スライスとフックでは距離が異なります。

スライスしたら、距離が減り、フックすると距離が伸びるのはご存じですか?
左奧と右手前にミスショットは集まりやすいんです。

これらを踏まえて、狙いをずらしましょう。
右手前から左奧に伸びるグリーンは安心して打てますね。

自分の癖もそうですが、どれだけミスをしたときに、許容範囲でおさめるか、の積み重ねが1日のスコアを作り、大叩きを防ぎます。
練習せずに、スコアを上げられますし、考えてのミスは次に活きます。

ある程度ショットが当たる人向けのアドバイスですが、初心者の方も頭に入れておいても損はしないので、是非覚えてみてください。

「上りのラインを残す」というマネジメント

よく、「アプローチで上りのラインを残しましょう」

と教えてあり、目にすることが多い方もいらっしゃるかと思います。

しかし、実際にアプローチをするときに、「上りを残して、カップからは離れるけどこっちに打とう」という方はほとんどいないです。

とはいえ始めからチップインを捨てるわけではないです。

10yardの緩やかな下りの真っすぐ落ちるアプローチを想像してください。

この状況で、「どちらかと言うと強め」に打つのです。

ぴったり止まるか、少しだけオーバーするか

ミスしても弱くなる確率が低いように狙って打つことを、

「上りのラインを残すように打つ」というのです。

狙っても実際は、ショートして下りが残ることも、あります。

しかし、上りのラインを残す確率を上げることで、スコアの平均値を上げるのです。

更に、次の1打を考える癖をつけたり、ラインをよく読むようになるので、相乗効果となります。

まずは、上りを残るといいな くらいの気持ちで始めてみましょう。

 

マネジメントについては、個人によって考え方や方針があったり、譲れない部分もあります。

沢山のマネジメントを知って、その中から、自分のベストの選択をすることが大切なので、他人のマネジメントを批判せずに、

1度自分が考え付かなかったマネジメントを聞いてみて、採用するかどうかは自分が決めればいいのです。

ゴルフが効率的に上達する人のアドバイスの聞き方

 

スコアの上達がゴルフの楽しみの中で1番の方は、今回紹介したマネジメントを1度試してみてください。

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”たぬき”] 結局は楽しいのが1番! [/speech_bubble]

 

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