初心者もできる簡単なロブショットの打ち方 溝とスピンについて

ゴルフ上達方法

今回はロブショットの打ち方について紹介します。
練習場で打つ分には簡単にtryできますし、初心者でもすぐにできることが多かったのでその方法を紹介します。
実際にコースで使うことは少なくても、ゴルフの練習が楽しくなることは間違いありません。

ロブショット

ロブショットって、なんだかかっこいいし 上級者の技術のような気がしませんか。

私も以前はそう思っていましたがたくさんの初心者を教えてみてふと、「初心者でもロブショット打てるのでは?」

「ロブショットを打てた時の気持ち良さがわかればもっとゴルフが好きになるのでは」

と思い、初心者さんたちに教えて試しに打ってもらってみましたがみなさん簡単に打てるようになり、

とても楽しそうにしていたので、ぜひこの記事を読んでロブショットを打ってみて、ゴルフの楽しみの1つを知ってほしいです。

ロブショットの簡単な打ち方

 
 

 ロブショットを打つのは簡単でかなり楽しいです。

「ロブショットなんて、難しい」と思っている方も多いかもしれませんが、初心者でもできます。
ロブショットのやり方をあれこれ難しく言う人もいますが、まずはクラブフェースを開いて、特に何も考えずに振ってみて下さい。
振り方やスイングは今まで通りで良いです。普通のショットのつもりでどうぞ。
これだけで、初心者でも出来るから面白いです。
10人くらいの初心者ゴルファーに遊びを教えるつもりで試して貰いましたが、皆さん、5~10球以内にロブショット出来ました。
 
もちろんトップの失敗もしますが、何球かに1回
フワリ と浮く感覚はハマる人が多いですし、何より楽しそうな顔をする方が多いので、是非試してゴルフの楽しさを少しでも知って欲しいです。

 

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”たぬき”]
ロブショットの打ち方はフェースを開くだけ [/speech_bubble]

溝に大きく接する事で大きなスピン量を生み出す。

ロブショットの打ち方はフェースを開いて構えて普通に打つだけです。

どうやってクラブを開くだけで多くのスピンが生まれるかという説明をします。

 
以下の画像でどちらの方向にボールがクラブフェースを通ると、多く溝に接するか、スピン量が多くなるか、一目瞭然ですね。
 
 
 
 
左の青色の方が溝に長くボールが接していますので、高く上がります。
ロブショットでクラブフェースを開くのは、高く上げるためと、この様にボールに長く溝を噛ませる事でスピン量を増やし止めるのです。
これを理解して開くのと、なんとなくフェースを開くのでは大きく違いがあるので、ここを通るんだ、と理解して開きましょう。
 
 

少し難易度の高いロブショットの考え方

ボールの種類による違いが顕著に出るロブショット

 

そもそも、スピンというのは、ボールのディンプルとクラブフェースの溝によって生まれます。

ボールによる影響は大きく、スピン系のボールと飛距離系(ディスタンス系)のボールでは、全くスピン量が変わり、速いグリーンや下りのライン、綺麗に打てたアプローチほど、止まり具合に差が生まれてしまいます。

もちろん、ディスタンス系のボールでも、ランを計算して、打てればカップには寄りますが ライや、カップ位置によって、キャリーを多くした方がイメージが出しやすい状況も少なくないので、やはりアプローチにはスピン系のボールが有利なのは仕方ないです。

 

クラブの抜けの方向で弾道を変える。

クラブフェースを開けば全部高い球が出ると思っていませんか?
フェースを開いても低く出すことは出来るし、その打ち方は実はかなり、使えます。
上手い人やプロのアプローチで、低く出て、キュッキュッとグリーン上でスピンがかかり、その後、スピンがほどけて、ツーっと転がるランニングアプローチを見たことありませんか。
あれは、開いたクラブをボールに鈍角に入れる事とフォロースルーを低くすることで出来ます。(他にもロフトのあるクラブで、打ち込む方法などもありますが)
クラブフェースを開くメリットは、普通の状態より沢山の溝をボールが駆け上る事であり高く上がるか低く出るかは、スイング軌道の最下点より先で捉えるのか、ダウンブローの途中で当たるかによります。
この事からわかるように、ロブショットはどちらかというと、ダフリ寄りのショットです。
ですので前述した、初心者でも出来る。ということもつながります。
 

ロブショットはライに依存する

 

ロブショットは練習場の人工芝マットの上では簡単に打てますが、

本番のゴルフコースでは、ボールの状態=ライによって 難易度が大きく変わります。

場合によってはロブショットを選択しない方が良い場面も多々あります。

深いラフでも難しいですし、芝の無い地面がはだけたボールのライもまた難しいです。

ボールのライをよく見て、自分がロブショットを打ちやすいライか判断できるように経験を積みましょう。

実践(本コース)でのロブショット スピンアプローチ

実践でロブショットを使うのは最初は怖いかもしれません。
でもいつか、やらないと、一生やらないままですので、スコアにこだわって居ないときや、進行に余裕があり、トップしても危険がなさそうなとき、思い切ってやってみましょう。
誰でも初めてのロブショットは緊張しますし、失敗する確率も高いです。
ラフからのロブショットは練習場とは少し違います。
でも、皆、ウッドをコースで初めて使う時緊張するのと、同じように、ロブショットでも使ってみて成功すると、成功体験が自信になり、成功率が上がり、ゴルフが好きになりの好循環なので、是非機会があればやってみて下さい。

 

・雑談

2010年、PGAなどプロツアーでクラブフェースの溝に対する規制がかかりました。
角溝と呼ばれる引っかかりの強い、要するにスピンのよくかかる溝の規制です。
丸溝と呼ばれるアイアン、ウェッジしか使えなくなり アメリカツアーでは、ラフからのショットが全く止まらず、グリーンオーバー続出する。ということが起きました。
レギュラーツアーの優勝争いでも、ラフからグリーンオーバーしているのは衝撃でした。
フェアウェイキープしないと、2ndが手前か奧にしか運べず、ラフからだと、転がって寄っていくアイアンショットを大きな拍手を受けていました。
企業の開発努力と、ゴルファーの努力によって、今ではアメリカツアーでは、ラフからの2ndでもしっかり止まる球を打つプレーしか見られませんが、規制後は本当にそんな事が起こっていました。
 
2024年にはアマチュアゴルファーでも規制があるので、クラブの販売促進やほかにどんな動きがあるか注目です。
 
[関連記事]
 
 
 
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました