ロングアイアンは当たる気がしない。
5番アイアンと7番アイアンの距離が変わらない。
と思っている初心者中級者の方は多いのではないでしょうか。
今回はそんな、初心者中級者の方のほとんどの方が通る道であり悩む、ロングアイアンに苦手意識問題についてロングアイアンの簡単な上達方法と、考え方について書いていきます。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”たぬき”] 少し長い内容になっていますので、お時間の無い方は気になった目次から読んでいただくのもいいかもしれませんヨ [/speech_bubble]
ロングアイアンの難しさと練習方法
➡道具を易しくして解決したい方は、易しいアイアンセットの選び方の記事へ
ロングアイアン自体は難しいのではなく、練習量が少ない
ロングアイアンは実際は皆さんが思うほど難しくありません。
単純に練習した球数が「他のクラブに比べて圧倒的に少ないのです。
1回の練習場でロングアイアンを打つ球数は、何球でしょうか。
大体の方は、10~20球、多くても30球前後のはずです。
他のクラブよりロングアイアンが苦手なのに、ドライバーやショートアイアンばかりを練習していませんか。
30yard以内のアプローチを沢山練習することは問題ありません。
むしろ、早くスコアが良くなります。
ロングアイアンの練習量の方がドライバーより多い、という方はほとんどいないのではないでしょうか。
自分も教わりましたが 初心者はなぜか7番アイアンから練習させる日本の風潮があります。
その結果6番アイアンより上の番手が、苦手なゴルファーが多いです。
ナイスショットが出るほうが楽しいし、ロングアイアンなのに飛ばないのは気持ちのいいものではないので、以下の悪循環にはまります。
長い番手を練習しなくなる
→当たる確率が上がらない
→ロングアイアンに苦手意識をもつ
→練習しなくなる の悪循環になります。
その悪循環にならないためにも、ロングアイアンを積極的に練習場で打ってほしいです。
ミドルアイアンやショートアイアンと球数を比べることを意識して同じ量を打ち、苦手意識をなくしましょう。
ロングアイアンで完璧なナイスショットは要らない
ロングアイアンはなかなか練習量を上げてもナイスショットは出ないかもしれません。
しかしここで大切なことは、ゴルフのスコアは
結果>>>当たりの良さ です。
練習で大切なことは、「最高当たりの確立を上げる」こともたしかに大切ですが、
「自分の弾道の傾向を知る」ことがもっと大切です。
自分の中で60~80点のショットがどんな弾道になりやすいのか、
自分の中でロングアイアンを打つと飛びやすい方向はどこか
を知ることでコースに実際に行った時に出る確率の高い弾道や方向を把握してラウンドすることができます。
プロゴルファーの方々でも自分の納得のいくショットは全体の半分も打てないと言います。
ですので、私たちアマチュアが目指すのは、
自分の中の100点のショットをコースで出すよりも、
どの弾道が1番出る(確率の高い方向を知り被害を最小限に食い止める)か、を知ることが大切です。
例えば、ロングアイアンで「低い弾道のスライス」がよく出るとします。
それを自覚しているのであれば、それでいいんです。
「低い弾道のスライス」がよく出るならばコースでは狙い目よりも左を向けばいいだけなので、
どっちに曲がるかわからないよりもはるかに良く、
ナイスショットならまっすぐ、ミスすればスライスで十分です。
ナイスショットよりも自分の弾道を知ることをテーマに練習しましょう。
また、ダフリよりもトップの方が許容範囲の弾道になりやすいです。ハーフトップとナイスショットの間を打てるように練習して、ダフリ率をなくしましょう。
ナイスショット>ハーフトップ>トップ>>>>>高く上がるが曲がる球>ダフリ
-
できるだけコースでもロングアイアンを使う
コースではロングアイアンを怖がって少し大きいとわかっていてもウッドを使うアマチュアの方をよく見ます。
実際はウッドの方が弾道が高くなりやすい分曲がる幅も大きくなりスコアを落とす確率は高くなっています。ウッドで大きい距離はミスしてもハーフトップのロングアイアンで打ちましょう。
また、曲がり幅だけでなく、まっすぐ飛んだとしても、ウッドではオーバーする確率がアイアンよりも高く、日本のゴルフコースは圧倒的にグリーン奥よりも手前の方が易しく作ってあるのでスコアを落としにくいのは左右で見ても立て距離で見てもアイアンなのです。
ショートアイアンでは番手通り飛ぶのにロングアイアンが飛ばない理由
何故ショートアイアンは飛ぶのにロングアイアンは飛ばないのか
その理由は、
「フェースを上手くボールが上っていない」からです。
ショートアイアンはフェースが倒れているので簡単にボールがフェースを駆け上がります。
しかしロングアイアンは、フェースが立っていますので、ボールに綺麗にヒットしないと、フェースをうまく駆け上がってくれません。
ボールに綺麗にヒットする為には、ミート率を上げる必要があり、
そのためには相応の経験が必要です。
ですので、コースでも積極的にロングアイアンを使いましょう。
-
低く打つ球も練習しましょう
林の中や木の枝の下にボールが行ってしまい、低い球しか打てない状況になることがゴルフでは時々あります。
低く出す球はロングアイアンのようにロフトが立っているクラブで打つと当てることさえできれば低くいい球が出せます。
ただし、練習していないとどのくらいの振り幅でどのくらいの距離が出るかわからないですし、そもそも良い当たりをできないと思った距離も出せないのでたまにでいいので普通の練習に飽きたら低く30~100yardくらい出す練習もしましょう。
また、この練習の良いところは、ビジネスゾーンと呼ばれる、腰から腰までのゴルフの大切な部分を同時に練習できるのと、
振り幅が小さいので良い当たりが出やすくなり、ロングアイアンのナイスショットの感覚を掴めます。
ハーフショットで良い当たりの感覚をつかみましょう。
スコアを効率よく上げるためのロングアイアン練習方法
ロンングアイアンで出来るようにならなければならないことが2つあります。
1つは逆球を打たないこと
もう1つは曲がり幅を抑えること
です。
1つ目の逆球を打たないことと言うのは、どちらかに曲がるのは構わないので、
持ち球と逆に曲がる球は、1球も打ってはいけません。
かならず一定方向に曲がるように練習しましょう。
難しいと感じる方は、ストレートボールを目指して練習しているからではないでしょうか。
少々のドローやフェードを良しとして、再現性のある弾道を目指しましょう。
スコアを上げると言う目線で見ると、真っ直ぐなストレートボールを打てることのメリットは本当に少ないです。
それよりも、計算の範囲内にボールを運べる実力や
間違っても片方にしか曲がらない弾道を打てることがスコアアップに直結します。
まとめ
・練習量を他のクラブと同じに揃える
・自分のアイアンの確率の高い弾道を把握する
・ハーフトップを意図して打てるようになる
・低い球も打つ練習をする
練習量はあるがうまくいかない場合
ここまでは、ロングアイアンの練習量や考え方について書いてきました。
この後は、練習をしたにも関わらず、うまくいかない、飛ぶようにならない方へ
ロングアイアンの練習の時におこりやすい勘違いについて
理解していただきたいです。
上に高くあげるメリットはほぼ無い
真芯で当たっていなくても実際は飛んでいる
ロングアイアンは、100%の当たりでなくても、コースに出ると 飛距離が出ていることが多いです。
しかし、練習場では地面が芝でないことがほとんどのため、実際の飛距離というのが打った本人にはわかりにくいので、
キャリー (着弾点) の飛距離を見て、「やっぱり7番アイアンと同じだけしか飛んでない」と思ってしまうのです。
しかし、実際の7番アイアンと5番アイアンの
キャリーが同じ距離だった場合の弾道は以下の図のようになります。
つまり、キャリーが7番アイアンと同じだけ5番アイアンで出せるようになっているのであれば、5番アイアンの飛距離はすでに7番アイアンより10~20yardコースでは飛んでいますので安心していいでしょう。
上に高くあげるメリットはほぼ無い
よく、練習場でもコースでも 良いショットを打とうとするあまり、「高い球を打とう」とする方を見かけます。
しかし、先ほどの図からもわかるように、高い弾道はロングアイアンでは不要です。
高い球を打とうとすると必然的にダフリのミスが出やすくなり、
たとえ仮に高い弾道を打てたとしても、左右に曲がりやすく、風に弱い球になってしまいます。
低い球で練習したようにダウンブローでとらえる打ち方をマスターしましょう。
最後の2つは、練習場でうまくいかないなと言う方向けですので、
まずは、60~80点のロングアイアンのショットを
ハーフトップで打てるようになりましょう。
レッスンを受けてみるのも1つの手段です
ロングアイアンが当たらない悩みをもつあなたはすでに〜中級者のレベルに達しています。
ゴルフの上達方法は自分で情報を得るだけでなく、世の中にある沢山の情報の中から自分に合った上達方法を取捨選択して自分に落とし込むことも大切です。
Web媒体やゴルフ雑誌の他に、動画の媒体を使って学ぶことは新しい自分の可能性を広げる可能性があります。
自分の苦手なポイントだけを動画で見てレッスンを受けられるピタゴルを試してみてはいかがでしょうか。
今は初月無料のようです➡︎ピタゴルの動画を視聴する
いつになったら、番手通りの飛距離が出るのか
関連:何番アイアンで打っても飛距離が変わらない方の対策
私もベストスコア90の頃は5番アイアンなんて当たる気がしないような状態でした。
スコア80切りを目指す頃にようやく、真剣に練習して初めて
自分の5番アイアンの「本当の飛距離」を知りましたので
この記事を読んでいる方の多くも、恐らくまだスコアが80を切った事は無い方がほとんどかと思います。
ですので、ロンングアイアンで飛距離が出なくても気にする事はありません。
上達するにつれて自然と、ロングアイアンのミート率は上がりますし
それと共にログアイアンの飛距離も出てきます。
他にも易しいアイアンを使うのもありですね。
簡単なアイアンの選び方

[関連記事]
➡︎何番アイアンで打っても飛距離が変わらない方の対策
➡︎アイアンのダフりを解決する方法
➡︎アイアンの記事一覧
➡︎ピタゴルの動画を視聴する
➡︎簡単なアイアンセットの選び方 ソールの広いものを選びましょう
コメント