ゴルフ 弾道が線で見える プロトレーサー

ゴルフの知識

この記事ではゴルフのショットの弾道を軌道をなぞるように実践で表示させる技術のプロトレーサーについて、紹介します。

テレビのゴルフ中継でも表示されることが多くなってきているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

この技術は、2つの画面を合成して出来ているのです。

プロトレーサーの技術の進化

プロトレーサーは、映像と弾道の画面が別々にあり、2つの画面が合成されて作られているものを視聴者は見ています。

2017年1月現在では定点カメラでのみ弾道表示できることが確認されました。

2018年4月、国内女子ツアーの優勝争いの2ndショットにて 弾道表示を確認。

カメラの位置が選手目線と同じ高さで真後ろからの撮影です。
ショット後のボールの止まった位置がフェアウェイなのかラフなのかは映像で判断が付かず、2nd地点カメラで確認するという流れで視聴しています。

TVなどのメイン画面の横にサブ画面があり、サブ画面にコース図を写し、全体像を見ることが出来るようにしている局もあります。

2画面表示

プロトレーサー2画面

上空からの弾道表示

プロトレーサー上空

プロトレーサーの技術の有効活用

PGAツアーの「スティンガーショット」や
フィルミケルソンの「ロブショット」などが
選手目線で見ることが出来ると、プロの技術の高さがよりよくわかります。

関連記事:ゴルフ初心者も出来た簡単なロブショットの打ち方

VRと組み合わさることで、自分が打ったショットが実際のゴルフ場のように見ることが出来たり、プロのショットをVRでまるで自分が打ったかのように見ることができればゴルフの人気は凄いことになると思います。

[itemlink post_id=”2710″]

プロトレーサーの技術が一般の視聴者に伝わるまでのゴルフのTV観戦

プロトレーサーの無い時は基本、弾道は何も見えない状態です。

弾道を予測する方法として、ゴルファーの体の傾きの傾向を利用して予測します。

「選手のフィニッシュの態勢を見る」というものでした。

選手はボールが行ってほしい方向に体を傾ける傾向にあるので

右に体を傾けていれば、「左に曲がってしまったのかな」と予測できますし

綺麗なフィニッシュは、「良いショット」を予測してゴルフ中継を見ていました。

この技術が無い時の話やゴルフの見方を残しておこうと思い、この記事を書きました

ショット後のクラブの持ち方で弾道の判断もできます

打った後にクラブを放したら掴まり気味
フォロースルーを深めに取れば抜け気味
というような感じです。

プロトレーサーの技術が無い時のゴルフの中継

空中での白いボールをカメラマンが必死に捉え、水色の空を背景に写し、ボールだけが映っている何も情報が無い空白の数秒間がありました。

空の背景とボールの映像だけですのでどのあたりにボールが飛んだのかも一切わかりません。
また、ボールがキャリーするときのカメラの引きの動きで、カメラマンがボールを見失ったりします。
他の選手のボールや、残りヤーデージの表示がないと飛んだボールの飛距離の目安もわからなかったです。

バッバワトソン、トニーフィナウ、ブルックスケプカなどが
出てきた時は、飛距離が予測を毎回上回るほど飛んでしまうので、カメラがボールを追えずに着弾点やボールの行方を見失うことも多々ありました。

誰でも使える「弾道表示アプリ」

自分のショットの弾道表示を見てみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、アプリがすでに開発されていますので、ラウンド中や練習で使用してみると面白いかもしれませんね。

[弾道表示アプリ]

Shot Tracer https://apps.apple.com/jp/app/shot-tracer/id1140451547

<プロトレーサーの経緯>

2013年頃から欧州ツアーで試験採用され
2015年の全米オープンでも、採用されました。
今では普通の光景となっていますが、以前は弾道はテレビで表現することはできず、ボールをとらえたカメラの映像は、真っ青な空の中に白いボールが動いていて、一緒に必死でカメラが追っているだけでしたので、視聴者としては「どの辺に飛んだのか」ということは全く分かりませんでした。

[関連記事]

飛ばし屋の基準とは

ショットトレーサーというアプリもあるのでアマチュアゴルファーも弾道表示が可能。

コメント

タイトルとURLをコピーしました