ゴルフのプレーが遅い人の特徴と、早くする様に促す方法

ゴルフプレー速度 ゴルフの知識
ゴルフをしていて、同伴者のプレーが遅いと気になりますよね。
他の組やゴルフ場スタッフから注意されたり、せかされたら少し嫌な気分になりますよね。
自分は遅くないのに、と思っている方も客観的に自分のプレーを見ることは出来ませんので一度振り返って考えてみてください。
また、知り合いにスロープレーヤーがいるけど注意できない。
という方も
ぜひこの記事を読んでやんわりと伝えられるようになって頂きたいです。
 
ゴルフ場でのクレームの1番多いものが、圧倒的に「進行が遅い」というものです。
 
ゴルフを楽しみたい人達の1番の悩みの原因がゴルファー自身の行動が原因になってしまっているというのは、残念ですよね。
今回はどのような事が原因で遅いのかそんなプレーが遅いゴルファーに対してどのように直してもらうか、を6年間のキャディ経験から説明させていただきます。
もしあなたが、同伴者に遅いプレーヤーが居る時は出来るときだけで結構です。
具体的な方法を添えて教えてあげてください。
ゴルフの人気の向上に1番役立つ行為になります。

プレーが遅くなる原因と遅い人の特徴について

80代の年齢や初心者でもプレーが早い人も、シングルやプロゴルファーでも遅い人が居ます。
ゴルフの技術ではありません。
もちろん技術はより高い方が、より早くプレーは出来ますが、
ゴルフ場や他のお客さんの求めているスピードは初心者でも可能です。
 

プレー速度の差のほとんどが事前の準備の差で起きている

プレーが遅くなる原因は、移動でゆっくり歩いたり、ルーティンでアドレスの間が長いことではありません。
ここを勘違いすると、[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”遅い人”]なんで走ってるのに遅いと言われるんだ [/speech_bubble]というような勘違いを生んでしまいます。
プレー速度の差は、自分がボールを打つ順番でない時の行動で決まります。
自分が打つ順番が来る前までに準備が完了しているでしょうか。
ティショットであればティやボールの準備はもちろん、狙い目もしっかり決めた状態で自分の順番を迎えましょう。
グリーン上では自分の順番が来る前にライン読みを終わらせます。
こういった細かい準備の積み重ねがプレー速度の差になります。
ボールを林に打ち込んでしまった時や、探す時間はどの組も大差ありません。
目立たない行為の積み重ねでプレー速度が遅くなるので周りも注意しにくく、これだけ長いゴルフの歴史でも解決されない問題の1つとなっています。
稀に素振りをし過ぎて遅い方もいらっしゃいますが、そういった方は周りも注意がしやすいですし、自覚もすぐ出来るので改善されやすいです。

スロープレーかどうか確認する方法

自分がスロープレーかどうかってなかなかわからないですよね。
はっきり言ってくれる友人がいれば良いですが、ラウンドのスピードだけでは周りの影響もあるため一概には把握できません。

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”遅い人”]前の組早いな〜 [/speech_bubble]

「・・・。」

ボールを置く準備やカバーを外しているかを確認しましょう

グリーン上で自分の打順が来た時にパターカバーが外れていない方は要注意です。
1番多いパターンは自分の順番が来てから、パターカバーを外したりラインを読みだす方です。
自分が最初の時も歩きながら少しでも把握したり
ほかの方のプレーのルーティンが始まる前に、チョコマカ移動して、出来ることは済ませてしまいましょう。
これをするかしないかは、本当に大きな影響になります。
100打打てば、100回の準備がありますので、遅い方は100回遅いです。
しっかり次の自分の準備をしながら、楽しみましょう。
 

他人のボールが空中にある間に動いているか

自分の組の最後の方のティショットを打った瞬間に(カートならカートに向かって)歩き出しているでしょうか。
空中にボールがある間に動くのが標準です。
ボールが地面に落ちたり、止まってから動く方も多いですが、その積み重ねで進行が遅れています。
実際にボールを打っていない時の行動なので、自覚のない方が多いですが
インパクト音がしたのを確認したらすぐに歩き出す癖をつけましょう。
ツアーキャディさんや、進行の早いゴルファーさんは、この行為が癖づいていて、
「だるまさんがころんだ」の様な感覚と言って、この行為が伝わる方は問題無いです。
よくわからない方やピンと来ない方は是非
打った直後に歩き出す癖をつけてみてください。

距離を聞く(測る)前にクラブを出しているか

 細かい距離読みをする前に、まずクラブを何本か抜いてほかの方がカートで作業したり、クラブを抜けるようにしましょう。
キャディをしているとよく、以下のような場面に遭遇します。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”遅い人”]残り何ヤードかな? [/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”cadyup.jpg” name=”キャディさん”] 145ヤードです![/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”message icon.png” name=”遅い人”]7Iかな?6にしようかな?うーん。 [/speech_bubble]
答えを聞いてからクラブを選び出すお客様がいらっしゃいましたが、これでは遅くなります。
大体の距離から前後のクラブ3本持って、何ヤードか聞いて、3本の中からクラブを選びましょう。
このクラブを悩むことが楽しいと感じるゴルファーさんも多いようなので
悩むことは大いに構いませんので、自分のボールの近くまでクラブを持ってきて悩みましょう。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”cadyup.jpg” name=”キャディさん”] ゴルファーがカートからクラブを取るまで、カートを動かすこともできません[/speech_bubble]

キャディをしていると気になるカート占拠

例外的に、何ラウンドかに1回なのですが、一定数いらっしゃるお客様で
カートを動かしたいタイミングで、片足だけカートに乗せていたり、
後でも良い作業をカートのすぐそばでする方がいらっしゃいます。
スコアを付けたり、ティや予備のボールを探すのはタイミングを見測れば沢山時間はあるので
移動の最中では極力行わないようにしましょう。
 

プレーが遅い方に注意する方法

具体的なプレー速度を速める方法を教える
 プレーが遅い方に「遅いよ~」や
「早く行こうか」と伝えても、遅い方は、勘違いをしている事が多いのでなかなか早くなりません。
遅れている最中ではそんな注意の方法でもイイですが、少し時間の取れる時に、
「他人が打つ順番の時に自分の準備のできることを済ます」
「自分の順番が来たら、素振りと打つだけにする」
ような行動を意識してもらうように伝えると伝わることが多いようです。

 キャディさんに注意してもらう

 キャディさんは、お客様に楽しんでもらうのが1番ですので、遅い方に向かって
「あなたが遅いです!」とは言えません。
 「プレー以外の所で急ぐ」事しか促せないのが難しい所です。
 事前準備を注意すると嫌な気分になるお客様が多いので注意するキャディは少ないのが現状です。
もちろん、プレー以外の移動を小走りにするだけでも早くはなりますが
応急処置ですので、誰かが注意できると皆のためになりますね。

自分のプレーが遅いと思っているゴルファーは少ない。

残念ながら、自覚のある遅いゴルファーは、ほとんどいらっしゃらないです。
自覚があれば急ぎますし、自覚がないから遅くなってしまっています。
 
キャディ経験で他の人のプレーが遅い文句は沢山聞きましたが、
自分のプレーが遅いかどうか聞く方は、1人も居らっしゃらなかったです。
私は、なんでもズバズバ言うキャディさんについてもらった時に、自分のプレー速度を聞いてみると
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”cadyup.jpg” name=”キャディさん”] 早くはない。次の予測をしているのと、前後の組を気にしているので構わん。[/speech_bubble]
と教えていただきました。
客観的に見る機会はほとんど無いので、良い機会になりました。
 

自分のプレー速度が気になったらキャディさんに聞いてみましょう

自分のプレーが遅いか速いかわからない事が普通ですので、もし気になった方は、キャディ付きのゴルフをする機会に聞いてみるといいでしょう。
キャディさんにゴルファーのプレー速度を教えてもらうシステムがあったら面白いと思いましたが、問題も多そうなので実現は難しいかもしれません。

 

 

1年中進行の早いゴルフ場もあります

鹿児島県祁答院GC
GDOゴルフ場予約
2時間が上限と、キャディに入る際に言われました。プレーもさくさく進みますし、メンバーさんは特に早いです。
ブラインドホールもありますし、距離も鹿児島県内で有数の長さで
230yardを超えるPer3もあるので
決してスコアの出やすいコースではないです。
 
自分がキャディをした時にはすでに進行は早かったので、確実な原因はわかりませんが、
スタート室が常に進行を意識(どこのゴルフ場も同じ)していますし、
それにも増して、お客さんがプレー速度を気にしている点が大きいです。
初めて来たお客さんも、進行が早いと噂を聞いているので、進行を気にするようになります。
スムーズにラウンドが出来ていい気分になりますし、また進行を気にすることの出来るお客様が増える。という好循環なのではないでしょうか。
 
祁答院GCは進行が県内でも抜きん出ているのに、それを売りに出していないので勿体無いゴルフ場です。
流行ってしまうのも問題なのでしょうが。

1番のクレームの原因の進行について、少しでもいい方向に向かうと、ゴルフの人気も上がっていきそうです。

[関連記事]

ゴルファー目線でのキャディさんへのクレーム

コメント

  1. 岩崎 芳之 より:

    こんばんは、コメントさせていただきますます。
    昨日関西のあるゴルフ場ヘッド行った時の話です。
    平日の雨の予報で、プレイヤーが少ないはずなのに、最悪ホールは4組待ち。私共の前の組素振りばかりでいざ打ったらコースの左右に大散らばり、まずボールを探しに全員で移動する。当人は勿論手ブラ。いざ打とうとするも他の人はぼーっと見てるだけ。先に打てば良いものを。第3打残り200ヤード位、乗りもしないのに全員がオンする気で待機。いざ打ったらチョロの連発。クラブも持たずに玉を確認してからカートへのらりくらり。何とか乗ってもラインよみに明け暮れる始末。
    此方は待ちチョロ。ショートホールもオンしたら後続に打たせましょうと大きな看板があってもお構い無し。
    トホホな1日でした。どこに行っても同じ状況である。
    同伴者はスロープレーをする人を誘うな。
    ある程度上手くなってからコースデビュウしましょう

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