キャディさんが怒られた時に読んで欲しい対処法

ゴルフ場キャディ キャディのこぼれ話

この記事は「キャディさんが怒られてしまった時」に読んで頂きたいと思い書いています。

おこがましいですが、この記事で少しでもつらい思いをしたキャディさんの気持ちが和らいだり

[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”cadyup.jpg” name=”キャディさん”] また明日から頑張ろう[/speech_bubble]

と思っていただけたりしたら嬉しいです。

キャディさんの仕事って、実際に経験した人はわかると思いますが

「明日のお客さんが良い人だと良いな」と頻繁に思いますよね。

どんなベテランキャディさんも同じ様に思っています。
お客様の目の前に立って直接サービスを提供するキャディの仕事をしていると理不尽な事や少しのミスを大きく言われてしまう事ってありますよね。
「なんでそんなこと言われなければ…」とか「そんな扱いなら辞めてやる」と思うことがあると思います。
私も6年間のキャディ経験の中で何度かありました。
初めてそんな風に思った時は辛かったですが、2度目以降は嫌な気持ちになっていながらも自分の頭では、(少し時間が経てば忘れるし良いお客さんにつくと)やっててよかったと思う事を知っているので、自分に反省することはあれど、どうしても辞めたいとは感じなかったです。
とはいえ、本当にキャディの仕事が辛い時は辞めてしまいましょう。
逃げることは悪いことではありませんし、弱い事でもないです。
他のゴルフ場でキャディをしたり、他の職種につくことは 皆が持っている自由です。
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キャディをしていて凹む時と対処法

キャディをしていてへこむときは以下のような種類があると思います。
お客様に怒られる
コース関係者に怒られる
キャディ仲間に怒られるorきらわれる
怒られないけど自分で凹む

お客様に怒られた時の有効な対処法

誰かに怒られた時に、自分が有効だった方法や、先輩キャディさんから聞いた方法を紹介します。

感謝をしてみる

注意をされてしまったときは、「ありがとうございます!」と感謝するに尽きます。
*セコいですが、ゴルファーの年代のお客様にも良い印象を持たれやすく、仕事がしやすくなります。

場合によっては謝罪を先にした方がいい場面や感謝の言葉を言うべきでない時もあります。

しかしほとんどの場合、注意して頂いたことに対しては自分のキャディとしての実力の向上に繋がりますので、「感謝の言葉」を返してみましょう。

仮に注意されたことが理不尽な事や間違っている事で、そのお客様にしか通用しないルールだったとしても、自分のキャディとしての腕や社会人としての引き出しの1つとなります。

その場では悔しいかもしれません。

しかし後々必ず自分のためになりますし、その場のためにも注意に対して「教えていただいてありがとうございます」と心の中で言ってみてできれば口に出して言ってみましょう。

謝罪をすると、暗い雰囲気になりがちですし、謝罪をした自分も「ミスしないように」というマイナス方向に考えがちです。

感謝をすると、より良いサービスをしようという考え方に切り替えやすいですし、次に同じミスをしないようにすればお客様の信頼を回復できることが多いです。

キャディの仕事の良いところので、1ラウンド(5~6時間)お客様と一緒にいるため、少しのミスは同じ日のうちに挽回できる。というところです。

注意されたことやゴルファーのお客様の言動を愚痴っても自分の仕事の実力は上がりませんし、成長速度も遅くなります。
自分のいいように利用してしまいましょう。

*自分の人間性に自信をなくすことなく、仕事は仕事と割り切りましょう。
自信のある人はそれだけで魅力的に見えます。

お客様はなぜ怒るのか

では、お客様はなぜ怒るのでしょうか。

それはより良いサービスを受けたいからです。(もっと構って欲しいからです)

キャディさんに求めるものは人によって異なりますが、主に①サービス②技術③その他です。詳しい内容については以下の記事にて紹介しておりますので、読んでみてください。

➡︎キャディに求めるもの。比率や詳細な内容についてまとめました。

➡︎ゴルファー目線でのキャディさんへのクレーム

お客様のほとんどは「遊びに来ている」ことを知る

キャディをするうえで、私がキャディ時代に先輩に言われてすごく気が楽になったことがあります。
ゴルファーのお客さんは基本、遊びに来ていると考えると、求める事も見えてくるし考え方も楽になるということです。
遊園地や水族館のスタッフにわざわざ文句を言いに行くために出かける人はいませんよね。
それを意識するようになってから私自身、苦手な会話も比較的楽にできるようになりました。
怒られないようにと、ビクビクやっていたキャディの仕事が
ゴルファーに喜んで貰えるように、楽しかったと言って貰えるようにキャディの仕事をするように変わりました。
そうすると自然とゴルファーから怒られることが減り、むしろほめていただけることが多くなりました。
もちろん基本的に話すことが苦手なので、朝お客さんに会うまでの緊張や不安は最後のキャディ業務するまで続きましたが、その日の最初の挨拶をした瞬間からは、かなり楽になりました。
キャディの仕事で嫌な気分になった方も是非、「お客さんは遊びに来ている」ということを意識してみてください。

怒りたいだけの人も稀に居る

「かまっておじさん」と言う人種が一定数居ます。
しかし、この人種は、構ってくれさえすれば、大人しく上機嫌でゴルフの1日を過ごすことができます。
もし、何かピリピリを感じたら、怖いのはとてもよくわかりますが、その人の懐に飛び込んで会話を投げかけてみましょう。
自分に興味があるとお客様にわかって頂けたら
「ボールを見てくれなかった!」「話を聞いていない!」
というクレームはかなり減らすことができます。

実際のキャディさんの切り替え方法 体験談

ベテランキャディさんに切り替えの方法を聞いてみましたので、紹介します。

前向きですよね。成長して終わったことはさておき、次に目を向けるのは大切です。

キャディであるあなたがゴルフ場を支えていますし、あなたを必要としているお客様を思い出しましょう

理不尽な事や、お客様に当たられて嫌な気分になることが多い職種ですが

キャディをしていてお客様に「今日はありがとうね」と言われたこと、ありますよね。

そんなお客様は、またあなたにキャディをして欲しいのに、ゴルフ場からいなくなったことを知ったら悲しむと思います。

ゴルフ場もキャディさんを集めるのは大変です。

スタッフの方にリフレッシュ方法を聞くなり、対策を聞くなりして、一人で抱え込まないようにしてください。

このブログのコメント欄やお問い合わせフォーム、ツイッターなどでも、相談してくだされば返信します。

ツイッターでキャディさんが愚痴をこぼすと、たくさんの応援コメントや励ましのコメント、同調の声が聞こえます。

ほとんどのゴルファーは紳士で優しいので、そんな結果になります。

自分を責めずにうまく発散しましょう。

キャディさんは毎朝、不安な気持ちでゴルフ場に向かっていますよね

キャディさんならば全員そうだと思いますが、

毎朝ゴルフ場に向かう車の中で「今日は良いお客さんだと良いなあ」

と思ってゴルフ場に向かっていますよね。

それくらい、傷付くことが多く、辛い事も多い仕事です。

サービスを受けるお客様と直接関わってサービスをするので、当然ですが、辛い事が沢山あるのは事実です。

しかし、それと同じかそれ以上にやりがいがあるから、皆キャディという仕事を続けています。

キャディさんが怒られてしまって、凹んでいる時に読んでいただいて
「キャディって楽しいですよ」「キャディの仕事の経験は役に立ちますよ」
ということを思い出したり、知っていただけると嬉しいです。

私も6年間もキャディの仕事が続けられたのは、

「(たぬき)さんが良い」とゴルフ場に行ってくださるお客様や

ラウンド後に「ありがとうね!楽しかったわ」

と言われる喜びが何よりもやりがいで、うれしく、キャディという仕事をしていました。

皆さんももし良いキャディさんにあたったらひとことお礼を言ってあげてください。

何よりの力になります。

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キャディさんからゴルファーへ言いたいこと 愚痴を集めます。

コメント

  1. うめこ より:

    キャディ歴4か月です。(含研修)
    昨日、お客様に山ほど注意をされながら一日ラウンドしたので、たぬきさんのこの記事が心にしみました。
    キャディは順番に当たるルールのゴルフ場ですが、この人だけはパスが許されている、というお客様です。私は最初は、上の人の判断で順番を抜いてもらいましたが、2週前に初めて、昨日が2回目でした。
    カートを止める位置やタイミングなど、まだまだ私の気配りも足りないのですが、気分や勘違いで、おい! と怒鳴られたりすることもあって、ついこのお客様の顔色を窺うようになってしまい、余計に悪循環です。
    私が新人だとわかっていて、自分が指導してやる、と、お客様が思っている節もあります。
    精神的にはまだ耐えられますが、次に順番が来た時もキャディを受けてしまうと、お客様との関係性が、俺は指導してやっているんだ、という形で固定してしまいそうで、次は断ろうかと、迷っているところです。

    ちなみにお客様は、地元の会社の社長さん、72歳です。

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